運命を変えて幸せを掴む方法

「運命」や「宿命」という言葉はよく聞きますが、その違いを分かっている方は少ないように思います。今回は、この違いについてと、運命を変えて幸せを掴むにはどうしたらよいのかを書いていきます。

運命や宿命の話に入る前に、人生を形作っている「人生の青写真(人生のシナリオ)」について、最初にお話ししたいと思います。なぜなら、運命や宿命は、この人生の青写真に刷り込まれているものだからです。

今世の設計図、「人生の青写真」とは

先日、主人の長年の友人が急死し、カリフォルニアに帰郷していました。新年を迎えるパーティーの席で、一気に大量のお酒を飲みすぎたことによる、急性アルコール中毒でした。まだ30代後半の彼は、小学生の子供のお父さん。気立てがよく、働き者で、休日にはサッカーのコーチを務めるなど、とても元気で健康な人でした。特にお酒を常飲していたわけでもなく、みな、なぜ彼が・・・と首をかしげていました。

私たちは明日のことは誰も分かりません。だからこそ、今日一日を精一杯生きていくということが大切です。そして先が分からないからこそ、日々を感謝して生きることができるのです。

当たり前にやってくる明日ではない、ということを心に留めておきたいと思います。

人生にはさまざまな思いがけないことが起こります。それは私たちが生まれる前に書いてきた、この「人生の青写真」(人生のシナリオとも言う)によるものです。

私たちは生まれてくる前に、この人生では何を学びたいかということに基づいて、人生の設計図を描きます。それは家の設計図のようなものと考えてみてください。どこに玄関があり、居間や寝室があるか、どれぐらいの大きさなのか、というような情報が書いてあるものです。

具体的には、「〇月〇日、父〇〇、母〇〇の元に生を受ける」というところから、「〇月〇日、この一生を終える」というところまで、歴史の教科書に付いている年表のように書き記されています。

そして私たちが赤ちゃんとして誕生するときには、その内容をきれいさっぱり忘れてきます。というのは、覚えたまま生まれてきたら、次に何が起こるか分かってしまうので、何の学びにもならないからです。

この世は、修行です。修行というと、滝に打たれたり、断食をしたり・・・というイメージがありますが、現代の私たちの修行は、「いかに自分の書いてきた人生の青写真に沿って、人生を自分の個性で彩って歩いていけるか」ということです。それは言い換えれば、「いかに自分のお役目に気づき、それを実践していけるか」ということでもあります。

人生は宿命と運命で創られている

それでは、宿命と運命についての説明に入りますが、まず、宿命と運命の定義について、クリアにしておきましょう。

<宿命とは>

生まれる前の世から定まっている人間の運命。宿運。

ーコトバンクより

<運命とは>

人間に幸福や不幸を与える力のこと。あるいは、そうした力によってやってくる幸福や不幸、それの巡り合わせのこと。人生は天の命によって定められているとする思想に基づいて考えられている、人の意思をこえて身の上に起きる禍福。将来のなりゆき。

―Wikipediaより

以上を、私的に簡単に説明すると、このようになります。

宿命:生まれる前から定まっていたことで、動かすことができない。

運命:生まれる前、または生まれてから定められたことで、動かすことができる。

私たちの環境に合わせて、具体的に例を挙げますと、

宿命:生まれてきた国、言語、人種、環境、両親や兄弟姉妹、性別など

運命:将来住む国、築く家庭、仕事など

と言うことができます。

前述の「人生の青写真」は、「宿命」に当たります。

家に例えると、人生の青写真、つまり家の設計図が宿命、そして家に入れる家具などが運命と言えます。

家の設計図は生まれてくる前に書きあがっているものですが、家の中に入れる家具は、自分で選択することができます。つまり、人生の中で起こってくる出来事(運命)は変えることができる、ということです。

運命を変える方法

運命を変えるというと仰々しいですが、実はすることはとてもシンプルです。ただし、シンプルとは言っても、簡単という意味ではありません。

というのは、今までのあなたの考えを変えて、箱の中から飛び出す必要があるからです。

今までのあなたの人生は、「人生の青写真」で書かれた内容に沿って進んできました。つまり生まれた国や、両親のもとで、おかれた環境に左右されながら生きてきたのです。そして、長年生きてきた中で、すっかりそれが刷り込まれて、自分にとって当たり前となっていきました。

しかし運命を変えるためには、そこから抜け出し、自分の意志で新たな道を切り開いていかねばなりません。

実際に運命を変えた、Nさんの例をお話しましょう。

Nさんは50代後半。会社でも重要な位置に就き、多くの部下を抱え、頼りにされています。ご家族にも愛される夫であり、お父さんでもあられます。

ところが、Nさんの心の中には、いつも空しさがあったといいます。お話を伺ってみると、家族を支えるために、自分は会社で長年働いてきたが、果たして人生、このままでいいのか・・・という漠然とした思いがあったというのです。

何かやりたいことはないですか、とお尋ねすると、「実は陶芸が好きで」と答えられました。そして続けて「しかし、陶芸みたいな趣味ごとで、家族を支えることはできません。得意なことも特にありませんし、会社で働くことが自分の人生かと思っております。」と言われました。
Nさんに陶芸について聞くと、週末、土曜日の数時間だけ、たまに地元の陶芸教室に通っているということでした。

私はNさんの「人生の青写真」を少し見させていただきました。すると、会社の仕事以外に、お役目があることが分かりました。

そして私は、「その教室に毎週土曜日、通ってみてください。それがNさんのお役目で、本当にやりたいことなら、そちら方面で道が開けてきますから。」とお伝えしました。

その数か月後、Nさんからメールが届きました。

「あの後、アドバイス通りに毎週土曜日、陶芸教室に通いました。仕事が忙しく、家でゆっくりしたいなと思う週もありましたが、頑張って毎週行きました。行けば陶芸が楽しくて、やっぱり来て良かったと思いました。その甲斐あってか、だんだん陶芸の腕も上がってきましたよ。」

そしてまた数か月後、再びNさんからメールがありました。

「ご無沙汰しておりました。今、私は陶芸教室の先生に依頼されて、土曜日のクラスの先生のアシスタントをしております。生徒さんが増えて、先生一人では手が回らなくなったということで、私にお鉢が回ってきた次第です。教わるという立場から、教えるという立場になり、戸惑うことも多いですが、とても楽しく、また新たに学ぶこともあり、ありがたく思っています。」

ということでした。

そしてその数か月後、このようなメールが届きました。

「Nです。今回は思ってもみなかったことが起き、報告したくてメールをしました。何と、私が土曜日のクラスを全面的に任せられることになったのです。それだけではありません。クラスの生徒さんが私の作品を欲しいと言ってくださり、初めて私の作品にお客様が付いたのです。」



現在、Nさんは会社を定年退職され、陶芸クラスの先生として活躍される一方、ギャラリーに作品を展示販売されることもあるそうです。

Nさんのケースはまさしく、ご自身のお役目を見つけられ、運命を切り開いた見本だと言えます。

もしもNさんが、自分の心の声に従わず、「会社員のままの人生」をそのまま歩まれていたならば、陶芸家としての道は開けなかったでしょう。

しかしもし、今の自分の環境に満足しているようならば、あえて運命を切り開く必要はありません。しかし何か「このままではいけない・・・」「何か他にありそうな気がする」という場合は、ぜひ、自分のこれまでの人生を見つめなおし、運命を変えるという行動を取ってみてください。

運命を変えると、宿命まで変わってくる

このように、運命を変えることによって、定まっていて動かないはずの宿命にまで影響を与える場合もあります。

たとえば、寿命。

宿命では、その人の寿命は決まっています。たとえば、事故や病気で幼くして亡くなる人などがそうです。前述の、主人の友人の場合も、それが彼の寿命だったのでしょう。

しかし、もし彼が、お酒の量に気を付けていたら、その死を免れていたかもしれません。また、病気で命を落とす人も、日ごろから食生活や精神状態をケアすることによって、その先の運命が変わってきたのかもしれません。

寿命はとても繊細な事柄ですので、私のスピリチュアル・ガイドからも、寿命をお伝えすることは禁止されています。セッション時は、人生の青写真についてもお伝えするのですが、生死にかかわることや、人災や天災については見えないことが多く、見えたとしてもお伝えすることが出来ません。

それはせっかく忘れてきた「人生の青写真」を、私から教えることはできない、ということなのでしょう。その方の人生の学びに、私が手を出してはいけないということなのだと思います。

運命を変えるには、今まで親しんできた環境から飛び出す勇気と行動が必要です。つまり、運命を変えるということは、あなた自身が変わるということなのです。

変えたい運命がある場合、どのように変えたいかを鮮明に思い描き、その未来に向かって集中して行動を起こしていくことです。

その過程で、ついつい弱気になったり、「やっぱり私には無理・・・」というようなネガティブな思いが出てくると思います。しかしこれは、今までの環境が、あなたを引っ張り戻そうとする引力のようなものですので、それを振り切って前を向いて進んでいってください。

 


そして最後に大切なことを一つお伝えします。

運命を切り開きたいからといっても、周囲の人を傷つけたり、足を引っ張ったりするようなことはご法度です。

宿命や運命は、宇宙が関与しているので、自分のエゴだけで運命を切り開こうとしても、うまく運びません。それが自分を含め、周囲の人のためになることのみ、宇宙もGOサインを出してくれるのです。

お役目とは、そういうものです。自分が情熱を持ってやれること、そしてそれが周囲のためにもなるものです。

運命を変えようと努力し、もしどうしても変えられない場合があるとしたら、それはあなたが本来変えるべきではない運命、つまりあなたの書いてきた「人生の青写真」からずれているからかもしれません。

そんな場合は、思い切って諦めるか、違うアプローチをしてみることが必要です。

諦められないから、運命を変える方法を探しているのです、という方もおられると思いますが、諦めることで、また別の道が見えてきたり、それが結局、より良い道であったりするものです。ですので、運命が思うようにならないと嘆いたり、怒ったりする必要はないのです。

もともと、私たちは、今世が自分にとって一番の学びになるような人生の青写真を描いてきています。運命とは、その宿命という家を彩る家具やインテリア。「この家具でないとダメだ!」と固執せず、別の家具も検討してみるというゆとりの気持ちを持ちましょう。

そうすることで、本来の自分のお役目が分かり、日々をイキイキと、周りからも感謝されながら生きていくことができるのです。

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください