あなたの感情が明日を創る

皆さんも、「思考が現実化する」という言葉を聞いたことがあると思います。確かにそれはそうなのですが、その思考の元になる存在のことは意外と知られていません。今回は、あなたの現実を創っている思考の元、つまり「感情」についてと、そして感情以外のものについても書いていきたいと思います。

「思考は現実化する」の意味

よく、「思考は現実化する」と言われます。これはナポレオン・ヒルの書いた本”The Think and Grow Rich”が日本で翻訳されたときに、このタイトルが付いたことで有名になりました。

この本で、「思考は現実化する」と述べる理論は、「目標が願望と結びついたとき、人はその目標を達成する行動に出る。つまり思考が実体化し、現実になる。」ということのようです。

私なりに、もう少し簡単にこの「思考は現実化する」を述べさせていただくと、「私たちの日々の考えが、私たちの毎日を創っている」ということです。

つまり、あなたがもし、「人生って楽しいことばかりだなぁ。」と思っていると、そのような人生になり、「人生って辛いことばかりだなぁ・・・。」と思っていると、やっぱりそのような人生になるということです。

確かにそれはその通りです。「自分の発する波動と似たものが引き寄せられてくる」という、あの「引き寄せの法則」と同様の、原理原則ですね。

ところが、その思考には、その元となるものがあるのです。

それはいわば、思考に影響を与え、思考を形作るもの、とも言えるものです。

思考の元にあるもの

それは以前にも記事にしましたが、「感情」です。私たちの思考の元には、感情の影響があります。

たとえば、リンゴを初めて見たとしましょう。

あなたは目の前のリンゴが、何なのかまったく分かりません。

『これは何をするものなのだろう?』

『良い香りがするけど、食べるものなのかな?』

そしてしばらく調査した結果、一口かじってみることにしました。

「おいしい!」と感じたあなたは、「リンゴっておいしいものなんだ!」という意識が生まれます。

「酸っぱい!」と感じたあなたは、「リンゴってあまりおいしくない」という意識が生まれます。

腐っているリンゴだったとしたら、「リンゴってまずい・・・」という意識が生まれるかもしれません。

そのように、私たちはリンゴを食べる(経験)ということによって、何らかの感情が生まれ、それが意識となっていきます。そして意識が積みあがったものが「思考」になるのです。

あなたの思考を、今一度見直してみてください。その思考は、過去の何らかの経験から来ているはずです。そのとき、あなたがその経験に対して、快の感情を持ったか、不快の感情を持ったかに基づいているはずです。

例えば、会社にAさんという上司がいるとします。新入社員のあなたは、Aさんが良い人だったらいいなと希望を持っています。しかしあなたは、仕事に慣れないことで失敗続き。Aさんに叱られてしまいます。

そんなとき、あなたはAさんに対して、「まだ入社したばかりなのに、そんなにガミガミ言わなくても・・・」と思いました。その経験から、「Aさんは厳しい。」という不快感が生まれます。そしてその後も、Aさん=厳しい人、嫌な人、という思考を持ってしまいます。

しかしAさんは、実はあなたに大きな期待を持っているのかもしれません。だからこそ、厳しく叱ったのかもしれません。実際は、あなたがAさんをどう定義付けようと、それはあなたの中の定義であって、事実ではないかもしれないのです。

もしここで、あなたが「Aさんって親切だなぁ。あんなに一生懸命になって、私のことを叱ってくれている。私に期待してくれてるんだな。」と受け取れたとしたら、あなたのAさんに対する思考は快となり、Aさん=親切な人、良い人、となりえるのです。

今のあなたの感情が明日を創る

ですので、私は「思考は現実化する」という以前に、「感情は現実化する」と思っています。それは「引き寄せの法則」で言われる「いつも良い気持ちでいること」ということと共通しています。

「今、ここ」の感情を、感じてみること。

それがまず願望実現の第一歩です。そして次に、

その感情を、自分にとって好ましいものに変えていくこと。

嫌だなぁと思ってばかりいても、気分が悪いだけで、良いことは何もありません。いわば、自分で自分をいじめているだけなのです。そんな時間、もったいないですよね?

でも、「嫌な気持ちがなかなか心から離れない」という方も多いと思います。誰もが、不快な感情なんて持っていたくないと思っているはずです。

そこで、私が普段クライアントにお勧めしている方法をいくつかお知らせします。

不快な感情を一瞬にして快に転じる方法

  • お笑い番組やコメディ映画などを見る

人間の脳は、よくできたもので、同時に複数の感情を味わえないようにできています。ですので、不安や心配、怒りなどの感情があるときには、お笑い番組などを見るのです。最近はYouTubeなどでも手軽にいろいろな番組を見ることができますので、それを利用してください。

  • 不快な感情に気が付いたら、意識的に楽しいことを考える

これは、自分が「今、すごく不安になってるな」と思ったら、それを意識的に切り替えるということです。「不安を抱えている」という自分を客観的に見て、「それはそうと、あの時の〇〇さんの言ったこと、おもしろかったなぁ。」「来週の△△ちゃんと行く映画、楽しみだなぁ。」などというふうに、過去にあった楽しかったこと、未来に予定している楽しいイベントのことなどに意識を向けるのです。

  • 今すでに手にしている豊かさを数え上げる

これは不快な感情を持っていながらも、すでに手にしている快の部分を見てみる、ということです。例えば、「お金がなくて心配」という場合、「でも、冷蔵庫には何がしか食べるものが入ってる」「水道管からはちゃんと水が出る」「快適に過ごせる家がある」などです。そうして、持っていないものではなく、すでに持っているものにフォーカスしていくことで、豊かさに意識を転換していくことができます。

  • 今すぐにできる、「ちょっと幸せになれること」をやる

これは今すぐにできることで、今の不快な気持ちを和らげることができることをするということです。大きなことでなくても構いません。例えば、コーヒーを入れてみる、飼っているペットと遊んでみる、お風呂に入る、などです

自分ではどうにもならないこともある

これまで、自分の感情が現実を創っているということを書いてきましたが、実は、それでもどうにもならないこと、というのがあります。

それは宿命、という部分です。

人生には宿命と運命とがある、というのは以前、別の記事に書いたことがありますが、自分の感情で創れる部分は運命であり、感情では創れない部分が宿命と言えます。

というのは、私たちの人生は、やはり修行という要素があるからです。昔のように、滝に打たれたり、断食をしたりなどという辛い修行の形ではありませんが、現代は人間と交わることでの修行や、自分をどのように活かすのか、という修行になってきています。

その修行の課題として、私たちの人生にはいろいろな問題が起こって来ています。それは宿命で、変えることができない部分なのです。逆にいうと、もしそこを変えることができるのなら、生まれてくる意味がなくなってしまうということです。

そのように、問題自体を起きなくすることはできませんが、その問題を問題で無くすことはできます。つまり、起こってきた問題に対して、どういう感情を選択していくかは、自分次第だということです。その方法は、前に挙げた「不快な感情を一瞬にして快に転じる方法」をご参照ください。

宿命は、前世でのカルマも関係していることですから、今世の自分の意識だけで変えることができないものです。しかし、それに対しての対処法はある、ということです。

避けられない宿命もあるものの、あなたの明日は、今のあなたの感情によって創られています。できるだけ良い感情を選んでいくことで、明日を好ましいものに変えていきましょう。

 

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください