経営者の方に知っていただきたい大切な1つのこと

長男と次男の障害

私には3人子供がいます。
長男と次男は前夫との間の子供で、彼らがそれぞれ6歳と4歳のときに再婚でアメリカにやってきました。

二人とも、幼いころからそれぞれが障害を持っていると指摘されていました。
長男は「注意欠陥多動性」、そして次男は「自閉症」および「学習障害」。

しかし今では長男は24才になり、一人カリフォルニアに残って、自活をしています。カレッジに入り直し、自力で仕事と勉強の両立をしています。

仕事場での上司や同僚、やお客様からの評判も良く、異例の早さでスーパーバイザーにもなったようです。

次男は私たち家族と一緒に住んでいますが、フルタイムでの仕事をこなし、家にもきちんとお金を入れてくれています。

長男も次男も、私は障害児だとは思っていませんでした。「障害児」というレッテルを貼られていても、それはその子の個性だというふうに捉えていました。

次男はとても我慢強い子で、高校生のときには徒歩で片道1時間かかる学校に毎日通っていました。最初のアルバイト先も徒歩で1時間以上かかる場所でしたから、学校とアルバイトがある日は、毎日往復で4時間以上は歩いていたことになります。

それも、バスに乗れないという彼の自閉症の特徴があったからなのですが、夏の暑い日にも、よく頑張って学校やアルバイトに通っていたなと思います。

学習障害児で、靴ひもが結べるようになったのは、小学校3年生のときでしたが、学校の成績はとてもよく、高校3年で別の高校に転校するときには、各地の高校の校長先生が、次男をぜひうちの高校に、と引き抜きに来られたほどでした。

でも、次男は家から2番目に近い高校を選びました。理由は家から一番近い高校は、不良が多いと言われる高校だったからです。次男にとっては、どんなに学力の高い高校であっても、興味がなかったのです。

 

そんな次男ですが、ときどき、はっとするようなことを言うことがあります。
先日も、彼が今勤めている仕事先のことで、ふとこんなことを話し始めました。

その内容から、これはぜひ会社やお店など、ビジネスの経営者の方に聞いていただきたい話だと思いました。

経営者の方へのメッセージ

次男が勤めているところは、従業員の使い方が荒いという噂がありました。
でもそこは他のエントリーレベルの会社よりも、時給が少し高いので、多くの人が応募してくるそうです。しかしほとんどの人が3か月持たず、雇う一方でどんどん辞めていくそうです。

そんな話をしていたときに、次男がふとこんなことを話し始めました。

 

「僕が経営者なら

会社の儲けよりも、お客さんのことよりも

まず先に従業員のことを考える。

だって、従業員がハッピーだったら

その会社を辞めたくなくなる。

そして会社のために頑張ろうとする。

お客さんにも来てもらおうとするから

一生懸命サービスする。

そしたらお客さんも喜んでくれて

またここに来ようって思ってくれる。

そしたら会社も潤うよね。

よく経営者は、お金をどう削ろうとか

どう儲けようっていうことばかり考えてる人が多いけど

僕は逆だと思う。

お金を儲けたいなら、まず先に

従業員にハッピーに仕事をしてもらうには

何ができるだろうって考えたほうが早いと思う。」

 

それを聞いて、私はなるほど、と思いました。私も過去、いろいろな職場で働いてきましたが、やはり上手くいっていない職場は、従業員への応対が悪いというところが多かったことに気づいたからです。

無茶苦茶な勤務スケジュールを言われたり、「ありがとう」というような言葉がけがなく、いつもイライラされていたり、良かれと思いやったことでも、頭ごなしに怒鳴られたり、会社の営業が芳しくない責任を、社員のせいにされたり・・・。

けれど、同時に、社員のほうがいい加減で、上司が見ているときだけ働くふりをして、さぼっていることも見かけたことがありました。

私は次男にそのことを質問しました。

 

「でも、従業員の中には

楽してお金だけ欲しいっていう人もいるんだよ。

上司の見ていないところで、

仕事をいい加減にしたり、さぼったり・・・。

そういう人にまで気持ちよくお金を払ったり

良くしてあげようって思えないのは

当然のことだと思うけど。」

 

すると次男はこう答えました。

 

「そういう心の悪い人たちは

遅かれ早かれ、そこで働けなくなるよ。

だって楽しく一生懸命働いてる人と

一緒にいれなくなるだろうから。

裁くのは、経営者の仕事ではないよ。」

 

私はまた、なるほど、と思いました。

つまり、次男が言っているのは、その人の行き先を決めるのは、その人の持っている波動であったり、天(神様)の裁きなのだということだと思います。

経営者の仕事は、従業員が気持ちよく働ける環境を作ってあげること。もちろん基本的な仕事を教えることは大切ですが、その後は従業員を信頼し、がみがみ言わずに仕事を任せること。

次男も私も、経営者の立場になったことはないですが、何でも結局は、人と人との繋がりです。どんな場であっても、人と人が信頼しあい、朗らかな関係を築き上げることができれば、成功以外ないのではないでしょうか?

もし個人経営の場合なら、経営者はお客様のことを第一に考えたらいいと思います。でも従業員の力が必要な場合、会社の経営は、従業員ありきなのではないかなと思います。どんなに良い商品を売っていても、そこで働く従業員や業者さんから、会社の悪口や不満の声が聞こえてきたり、重たいエネルギーが流れていては、お客様の足も遠のくのではないでしょうか?

経営者の方にもそれぞれの苦労はあると思います。しかし基本的な部分は、やはり人間同士の思いやりなのだということは事実です。そこを忘れずに経営していっていただければ、間違いないかと思います。

 

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