何もかも人と違っていた私の半生

忌み子として生まれて

「お前なんか生まれてこんかったら良かったのに!」

これが私が生まれて初めて聞いた、母からの言葉でした。

それはずっと後になって、何かのはずみで叔母の口から洩れたことだったのですが、当時の私は、そんな言葉にさえ無関心なほど、すでに心は麻痺していたのでした。

私は双子の姉妹の一人として、ヤクザの親分であった父と、そのお妾さんの母との間に生まれました。母が私たちの誕生に失望したのには、訳がありました。お妾さんという立場上、自分が唯一、本妻になれるのは、父の後を継げる男の子をもうけること。その期待に反して、私たちが男の子ではなかったからです。

当時は今のようにエコー検査などない時代。医者は聴診器をお腹に当てて、その心音で一人か双子なのかを判断していました。出産するまで性別も分かりません。また、医者も誰も、私たちが生まれてくるまで、双子であることが分からなかったそうです。

しかし最初に授かった、私たちの姉にあたる1歳上の女の子のことは、目に入れても痛くないほどの可愛がりようでした。父との間にできた最初の子供だったからでしょう。しかしその姉との差別が、また私たちへの苦しみを助長させたのです。

そうして望まれない子供、忌み子として生まれてきた私たちでした。

人の見えないものが見える

幼少期、私は双子の姉と、狭い部屋の一室に軟禁状態で育てられました。若いお手伝いさんは、朝、菓子パンと水とオマルを部屋に入れると、どこかに遊びに出ていきます。私たちは来る日も来る日も、部屋から一歩も出れず、ただ時間が過ぎていくのをじっと耐えるだけの日々を過ごしました。

私たちに与えられるものは、ほとんどが1つ上の姉からのお下がりでしたし、「二人で一人前」と言われ、机もおもちゃも、二人で一つでした。
 
そんな中、唯一の幸せは、気が付けば私たちのそばにいて、にこにこと微笑んでくれているおじいさんの存在でした。映画「ロード・オブ・ザ・リング」の魔法使い、ガンダルフそっくりのそのおじいさんは、後に私たちのスピリチュアル・ガイドだったことが分かります。

また、私たちには特殊な能力がありました。人や物の周りにオーラというエネルギー体が見えていたのです。とは言っても、当時はそれが特別なことだとは思いもせず、皆が同じように見えているのだと思っていました。

そして時々、いきなり言葉やイメージが降りてくる、ということがありました。私たちは「それ」がやってくると、いつも「降りてきた!降りてきた!」と言いながら、慌ててチラシの裏面などに書きつけました。

いつもそれはさっと来て、さっと去っていくので、私たちは急いでそれを書き留めないといけませんでした。しかもいつやってくるのか予想がつかないので、寝るときには必ず、枕元に筆記用具を用意していました。誰に強制されるわけでもなかったのですが、とにかく「それ」がやってきたら、書き留めずにはいれなかったのです。

そうして小学校から中学校へ上がるまでには、書き留めたメッセージや絵は、何千という数になっていたのでした。

不思議なカタツムリ

幼少期から小学校の低学年ぐらいまで、私と双子の姉は、とても不思議なことを何度も経験しました。今もそれが何だったのか分かりませんし、人に話しても、信じてもらえないようなことです。

例えば、「空間移動したカタツムリ」のことです。

それは私たちが小学校低学年のときでした。何か行事があって、親戚の家がある広島に親族一同が集まることになったのです。

大人たちが忙しそうに立ち働いている中、子供たちは面倒をかけるなということで、私たちは祖母に近くの公園に連れて行かれました。その公園では、梅雨が明けたばかりだったのか、鮮やかなアジサイの花があちこちで大輪の花を咲かせていました。疲れが出たのか、ベンチで居眠りを始めた祖母を後に、私たちは公園内を探索に出ました。

「これ見てみ!」という姉の声で振り返ると、アジサイの葉の上に、大きなカタツムリがいました。そのカタツムリの大きさが尋常ではないことは、遠目からでもすぐに分かりました。そして姉が指さすカタツムリに近づいていくごとに、その大きさに目を見張りました。普通のカタツムリの2倍ほどの大きさがあったのです。

私たちは食い入るようにそのカタツムリを眺めていました。すると、異変に気が付きました。

何と、そのカタツムリが薄くなって消えていくのです。

それはまるで、空気中に蒸発していくような感じでした。私たちは驚きで声も出ないまま、ただじっとそのカタツムリを凝視していました。

すると、目の端で何か異変を捉えました。そちらの方向に顔を向けると、別のアジサイの葉の上に、そのカタツムリが現れ出したのです!

こちらの葉の上で消えていくカタツムリと、あちらの葉の上で現れていくカタツムリ。

その速度が同じなのに気づき、私たちは驚愕しました。

「カタツムリが空間移動してる?」

こちらの葉の上のカタツムリが完全に消えたとき、あちらの葉の上のカタツムリは完全体になっていました。あたかも、その葉の上に最初からいたように・・・。

私たちは急いで祖母の元に駆け戻り、息せき切ってこの話をしました。しかし、祖母は少し困ったような表情で、何も言わず私たちの話を聞いていました。私たちの様子から、嘘を言っているわけではないことは分かってはいるものの、信じるにも信じがたい・・・というような様子でした。

その他にも、いろいろと不思議なことが起こったのですが、それはまた別に記していきますので、ご興味がある方は読んでみてください。

 

プロフィール②に続く⇒不思議な世界に住んでいた幼少時代

私のプロフィール③⇒「火付け(パイロキネシス)」と言われた青年期

私のプロフィール④⇒英語と海外生活と最初の結婚

私のプロフィール⑤⇒結婚後も続く苦難、そして一筋の光

私のプロフィール⑥⇒アメリカでの人生、再スタート!

私のセッションについてはこちら⇒実際の生活に役立つセッション

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